ちりとてちんの概要

ちりとてちんは、 これまでの朝ドラヒロインとは異なり、心配性でマイナス志向のヒロインが、福井県小浜市と大阪府を舞台に落語家を目指す姿を描くストーリーである。主人 公・和田喜代美、喜代美の母・糸子、喜代美の兄弟子で後に夫となる徒然亭草々を中心に繰り広げられる喜劇仕立ての成長物語である。

物語の大きなテーマとなるのは伝統の継承である。主人公の父や祖父のような、小浜市の名産品である塗箸の職人や、 主人公が入門する落語家・徒然亭一門など、伝統を受け継ぎそれに従事する人々の姿が描かれている。

ちりとてちんには緻密な伏線が張り巡らされており、劇中のさりげない台詞や小ネタが後の重要な場面につながっていくことも多く、単なる脇役と思われていた人物が予想外の場面で物語の鍵を握っていることもある。

ちりとてちんは主人公が落語家を目指すというものであり、劇中では登場人物が実際に落語を披露するシーンがあり、落語を元にした演出や、有名な噺の解説、本編出演者による噺の再現ドラマなどが盛り込まれており、落語を全く知らない人でも楽しめる作りになっている。

また、ちりとてちんというタイトルは、三味線の旋律の擬音語、または上方落語の演目の一つのことである。

ちりとてちんのあらすじ

主人公の和田喜代美は、9歳の時に福井県小浜市へ引っ越し、無口で真面目な出戻り若狭塗り箸職人の父・正典と楽観的な母・糸子をはじめ、祖父・正太郎と祖母・小梅、それに弟・正平や叔父・小次郎など大勢の家族に囲まれて育つ。

その9年後、喜代美は高校卒業を間近に控え、同い年で同姓同名の親友である和田清海が、才色兼備で誰からも好かれるのに対して、悲観的で将来の夢も展望も開けない喜代美は、清海に劣等感を感じてしまう。

そんな状況を打ち破るため高校卒業後、喜代美は大阪へ飛び出し、出会ったのは人を笑わせる仕事である落語家であった。祖父の言葉を胸に、喜代美は希代の天才落語家である徒然亭草若に弟子入りをする。

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最終更新日:2010/02/13

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